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浦和レッズとの共同支援プログラム『ハートフルサッカーin東北』開催報告


 


2013年9月25日〜27日の3日間、岩手県の上閉伊大槌町と下閉 伊郡山田町の小学校、各町役場にて、浦和レッズとの共同支援プログラム 『ハートフルサッカー in 東北』を計7回のプログラムに分け、参加された276名の小学生とサッカーを通じた心のケア活動を実施致しました。

被災地での「子どもたちの心のケア」を目的としたプログラムは、震災発生時の2011年から開始、今回で5回目となります。

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9月25日(1日目)

プログラム初日の午前中は吉里吉里小学校で実施されました。

最初の授業では、ハートフルクラブ 落合キャプテンによる講話が行われ、自身の子供時代の体験談等、子供のときに苦労して頑張ることの重要性や、思いやりある言葉や行いをすることの大切さ等を話し、最初は少し緊張した面持ちの児童たちだったが、落合キャプテンの言葉に真剣な表情で耳を傾けていました。

落合キャプテンの講話後、校庭に出てボールを使った授業サポートへ。緊張気味の児童たちに、ハートフルクラブのコーチたちが優しく語りかけると、グラウンドはすぐに明るく活気にあふれた雰囲気となり、その賑やかな雰囲気に興味を持った近所の方々や偶然近くを通りかかった方が、微笑ましい表情でこちらを眺めていたのが印象的でした。

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午後の大槌小学校では、各チームに分かれて対抗戦を行い、試合に参加するための順番待ちをする児童たちが、味方を一生懸命に応援すると、得点が加算されるというユニークなルールが設けられました。参加した児童達は応援にも熱が入り、ゲームに勝ったチームは、大喜びで味方のもとに駆け寄りハイタッチでその喜びを共有しあっていました。

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この日最後のプログラムは「大人のためのサッカー教室」でした。対象は、町役場と教育委員会で働く職員の方々18名。被災地で働く職員方のストレスを、スポーツで発散してもらいたいとの思いから実施され、コーチ陣は町役場職員の方々とミニゲームやサッカーで交流を深めました。

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9月26日(2日目)

2日目のプログラムは、岩手県の下閉伊山田町にある荒川小学校、轟木小学校、FC山田スポーツ少年団を訪れ実施しました。

最初の訪問先となった荒川小学校では、全学年40名の児童が参加しました。
ハートフルクラブ 落合キャプテンの講話の時間では、思いやりの大切さなどの話しをされ、児童達は真剣に聞き入りました。その後、児童たちはグラウンドに出てハートフルコーチから指導を受け実技授業で体を動かしました。2人1組のボールを使ったトレーニングや、前日の授業でも実施した人数ゲームが行われ、児童たちは生き生きとした表情でボールを追いかけ、大きな声で味方を応援していました。

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午後に訪れた轟木小学校は全学年28名の児童たちが参加。落合キャプテンの講話の後、ハートフルクラブのコーチによる実技授業が行われました。一通りのトレーニングが終わっ た後も、人懐っこくコーチたちの周りに集まって談笑を続ける児童たち。最後のお別れの場面では、ハートフルクラブの車両が見えなくなるまで手を振って見送ってくれました。

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この日最後の訪問先となったFC山田スポーツ少年団では、少年団31名と指導者10名が参加。子供たちだけでなく監督やコーチも一緒になってトレーニングに励み、同チームの指導者の方々は「憧れの浦和レッズチームのスタッフの方たちが来てくれたので、普段の練習よりも子供たちの目の輝きが違ってました。コーチたちも勉強させてもらいましたし、何より子供たちが楽しんでくれたことが嬉しかったです」とその喜びを語ってくれました。

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9月27日(3日目)

最終日、3日目のプログラムに訪れたのは、岩手県の下閉伊山田町にある大沢小学校。周りを緑の山々に囲まれた自然豊かな場所にある小学校ですが校庭の一部には仮設住宅が建てられており、今も被災者の方々がそこで生活をしています。
その仮設住宅に暮らす年配の女性は、「子供たちの歓声は薬よりも元気にさせてくれます」と笑顔で話してくれました。

大沢小学校は、昨年の2012年8月22日に実施したハートフルサッカーでも訪れた小学校であり、今回が2回目の訪問となりました。小学3年生から6年生の58名を対象に実施され、児童たちが落合キャプテンやコーチ陣の顔を見かけると「こんにちはー」と大きな声で元気よく挨拶してくれました。

落合キャプテンの講話時間では、あるサッカーの試合を例に、強い心を持つことの重要性を話しました。その他にも、感謝を表現し行動に移すことの大切さなどを語り、児童たちは最後まで真剣な眼差しでその話しを聞いていました。

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講話後、グランドに移り最初は軽いランニングを開始。その後は2人1組になってボールを使った練習を行いました。コーチたちが明るく、楽しい雰囲気でトレーニングを進行させていくと、校庭は児童たちの笑顔と笑い声が響き渡り、すぐに活気に溢れた雰囲気になりました。その楽しげなムードに引き寄せられるように仮設住宅から人々が表に出てきて、微笑ましい表情でその様子を眺めていました。人数ゲームと呼ばれるチーム対抗戦が始まると、その盛り上がりはさらにヒートアップ。両チームの応援合戦が繰り広げられ、児童たちは勝ったらハイタッチで仲間とともに喜び共有し、負けたら「ドンマイ!ドンマイ!」と声を掛けて味方を励ましていました。

最終日のメニューを終え、大沢小学校のみなさんとハートフルクラブコーチ陣による記念撮影が行われ、最後はコーチたちから児童一人一人に記念品が手渡しされ、ハイタッチでお別れの挨拶をしました。

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3日間に渡り、計7回276名とサッカーを楽しんだ「ハートフルサッカー in 東北2013」は無事にすべてのプログラムを終了しました。

今後もハートフルクラブと連携し、サッカーを通じて子供たちの心を育んでいく活動を継続して参ります。


国連の友と浦和レッズは、被災地の皆様の協力を得ながら被災地を訪問し、今後も長期的・継続的に子どもたちの心のケアを軸とした支援活動を続けていく予定です。

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