"Friends of the United Nations Sing for Smile Program 〜 大船渡市・陸前高田市 支援"

　昨年3月11日、東日本沿岸部を中心にマグニチュード9.0の地震が襲い、死者および届出のあった行方不明者の数は2万人にも及び、第二次世界大戦後最悪の自然災害となりました。
　忘れることのできないあの日から10ヶ月が経過しましたが、今もおよそ7万人の方々が不自由で不安な避難生活または仮設住宅での生活を送られています。仮設住宅での暮らしには「孤立化」、「引きこもり」等のコミュニケーション不足や不安やPTSD（心的外傷後ストレス障害）等の心の障害を抱える被災者対策が必要となります。
　こうした問題を軽減させるために （1）交流の場作り（2）生きがいつくり（3）ストレス発散の場つくり（4）医師・保険医による巡回相談の実施 等が有効的であるとされています。

　国連の友では地震発生後より、避難所でのシャワーコンテナ設置、アスリートと共同でのスポーツ教室の開催、アーティスト達との現地慰問やチャリティー音楽祭の開催、がれき処理等のボランティア派遣、被災地の子供たちをディズニーランドに招待する等、様々な活動を行って参りましたが、この度カラオケカーを帯同する 「巡回心療医療 "Friends of the United Nations Sing for Smile Program 〜 大船渡市・陸前高田市 支援" 」 を行うこととなりました。

　この活動は、被災者の皆様から "孫や子供たちとカラオケで楽しい時間を過ごしたい"、"思いっきり歌ってストレスを発散したい"、"仮設の人たちともっとコミュニケーションが取りたい" 等の要望を受け、株式会社第一興商様に全面協力を頂き、実現致しました。
常設の娯楽施設は、岩手県内初であり、一人でも多くの皆様にご活用頂ければ幸いです。
　また開設式を2012年1月21日（土）午前11時より、戸田公明大船渡市長のご臨席を賜り、大船渡市宮田仮設住宅（大船渡市立第一中学校敷地内）集会場にて行う事となりました。

　 "Friends of the United Nations Sing for Smile Program 〜 大船渡市・陸前高田市 支援" は「国連の友心療医療チーム」を中心として、巡回心療医療とカラオケを活用し、一人でも多くの被災者の"心"を支える活動です。

被災者の心に少しでも寄り添う活動になる為、更なる取り組みを行って参りますので
ご協力・ご支援賜ります様、宜しくお願い致します。